【シリーズ】医療機関の裁判

医療機関において裁判は決して他人事ではありません。説明不足や記録不備、労務トラブルなど、日常の小さな油断が訴訟に発展するケースは少なくありません。

本シリーズでは実際の判例を紹介し、そこから学べるリスクマネジメントの教訓を整理しました。院長・理事長が押さえておくべき実践ポイントを分かりやすく解説します。

第1回:説明不足による高額賠償

  • 首都圏の歯科医院で説明義務違反が争点に
  • 手術自体に過失なしでも「記録不備」で敗訴
  • 3,800万円の賠償命令
  • 教訓:記録の徹底と理解度確認が最重要

▶記事を読む

第2回:スタッフ対応の不誠実さが裁判に発展

  • 受付での冷たい言葉が引き金に
  • 診療行為に過失なしでも100万円超の賠償命令
  • 教訓:接遇研修と苦情対応マニュアルの整備

▶記事を読む

第3回:費用説明不足で未収金が回収不能に

  • 美容外科で数百万円の追加費用を請求
  • 「説明を受けていない」と患者が支払い拒否
  • 裁判所は医院側の請求を棄却、 信頼の失墜に直結
  • 教訓:見積書の提示・追加費用の明文化・説明記録の徹底

▶記事を読む

第4回:労務トラブル(解雇・残業代請求)

  • 能力不足で解雇、未払い残業代請求で裁判に発展
  • 裁判所は解雇無効と残業代支払い命令、医院に多額負担
  • 評判の失墜につながり、スタッフ士気も低下
  • 教訓:就業規則整備・勤怠管理・記録徹底・解雇は最終手段

▶記事を読む

第5回:個人情報漏洩で訴訟に発展

  • FAX誤送信やUSB紛失で漏洩発生
  • 裁判所は管理体制の不備を厳しく指摘
  • 賠償命令に加え信頼失墜が致命傷に
  • 教訓:規程整備と認証取得で防止を徹底

▶記事を読む

第6回:カルテ改ざん事件 ― 信頼喪失のリスク大

  • カルテは「医療の証拠」で信頼性が命
  • 改ざんは過失以上に厳罰化される
  • 誤りは訂正履歴を残すのが鉄則
  • 信頼失墜は経営の継続性を脅かす

▶記事を読む

第7回:院内事故・インシデント対応

  • 入院患者の転倒事故が裁判で賠償命令
  • 既往症を把握しながら予防策を怠った点が争点に
  • 「不可抗力」は通用せず予見可能性が重視された
  • ヒヤリ・ハット共有と再発防止体制が経営防衛の鍵

▶公開までしばらくお待ちください。

第8回:広告・HP表示のトラブル

  • 美容外科のHPで「必ず白くなる」「痛みゼロ」など誇大表現
  • 診療行為に過失なしでも広告だけで裁判に発展
  • 裁判所は広告を虚偽と判断し、100万円台の賠償命令
  • 教訓:広告ガイドライン遵守・外注任せにせず最終確認を徹底

▶公開までしばらくお待ちください。

第9回:薬の処方ミス・説明不足

  • 皮膚科クリニックで薬剤取り違え、副作用が重症化
  • 多忙さを理由にしても「不可抗力」は通用せず
  • 副作用リスク説明が不十分とされ、約800万円の賠償命令
  • 教訓:ダブルチェック体制と説明記録の徹底

▶公開までしばらくお待ちください。


▶裁判シリーズのそれぞれの対策としてリスクマネジメントシリーズもご活用下さい。
▶医院経営シリーズのまとめ一覧へ

▶ 「接遇・ホスピタリティ」カテゴリの関連記事を探す
▶ カテゴリ検索・人気記事などコラムのトップへ戻る

気づきを行動に変える 無料サポートはこちら

グロースビジョンでは読み物として得た知見を、実際の医院改善に活かすための【無料ツール・サポート】をご用意しています。
先生の大切な1歩を支援します。お気軽にどうぞ。

接遇5原則チェックシート

接遇の基準をシンプルに可視化。
院内研修や個別指導に活用

満足度調査ツール 半年無料

満足度と改善点を数値化できる
E-Pサーベイが半年無料

BSCチェックリスト

医業収入UPの戦略マップづくりに
無料でも75%公開してます