【シリーズ】クリニックのリスクマネジメント

医療機関にとってリスクマネジメントは「特別な危機対応」ではなく、日常の仕組みづくりそのものです。説明不足や記録不備、スタッフ対応、労務トラブル、情報管理など、裁判に発展しかねないリスクは医院の身近な場面に潜んでいます。

本シリーズでは、それぞれのテーマごとに「よくある落とし穴」と「すぐ実践できる仕組み化のポイント」を整理し、院長・理事長が安心して経営を続けられるための実践的なヒントをお届けします。

第1回：説明と記録を仕組みにする

• 医療訴訟で最も多い「説明不足」のリスク
• チェックリストや資料を活用した説明の標準化
• カルテへの具体的な記録方法（日時・資料・反応）
• 組織全体で説明・記録を共有する仕組みづくり

▶記事を読む

第2回：スタッフ対応と苦情処理を仕組みにする

• 受付やスタッフの一言が裁判の火種になる現実
• 苦情対応マニュアルの整備とロールプレイ研修
• 苦情記録を改善材料に活かす仕組みづくり

▶記事を読む

第3回：費用説明不足を防ぐ仕組みづくり

• 費用の不透明さは未収金や訴訟の大きな原因
• 見積書・同意書・記録を徹底することが防御策
• 追加費用は事前に明文化して説明することが重要
• 丁寧な説明は信頼向上と経営安定にも直結

▶記事を読む

第4回：労務トラブルを防ぐ仕組みづくり

• 解雇・残業代請求は医院経営を直撃する大きなリスク
• 就業規則・雇用契約を整備し、ルール明文化が防御策
• 勤怠管理や指導記録を積み重ねることで証拠力を確保
• 外部専門家の相談体制が経営の安心と信頼につながる

▶記事を読む

第5回：情報漏洩リスクへの備え

• 情報漏洩は訴訟と信用失墜に直結
• 規程整備とアクセス制限が基本
• 教育と文化づくりが実効性の鍵
• JAPHIC認証で信頼性を外部に証明

▶記事を読む

第6回：カルテ改ざんを防ぐ「正直な記録文化」

• カルテ改ざんは信頼を壊す行為
• 裁判所は誠実さを重視する
• 賠償は数百～数千万円規模
• 文化と仕組みで防止を徹底

▶記事を読む

第7回：院内事故リスクへの対応力

• 入院患者の転倒事故が裁判で賠償命令
• 既往症を踏まえた予防策の欠如が争点に
• 「不可抗力」は通用せず、予見可能性が重視
• ヒヤリ・ハット共有と再発防止体制が鍵

▶公開までしばらくお待ちください。

第8回：広告・HP表示のトラブル防止策

• 美容外科の誇大広告が裁判に発展
• 診療過失がなくても広告だけで賠償命令
• 裁判所は虚偽広告と判断し100万円台の賠償
• ガイドライン遵守と最終チェック体制が鍵

▶公開までしばらくお待ちください。

第9回：薬の処方ミスを防ぐ仕組みづくり

• 薬の処方ミスは外来クリニックでも重大リスク
• ダブルチェック体制と副作用説明が必須
• 記録の有無が裁判時の立場を左右
• 研修とヒヤリ・ハット共有が再発防止の鍵

▶公開までしばらくお待ちください。

▶医院経営シリーズのまとめ一覧へ

▶ 「接遇・ホスピタリティ」カテゴリの関連記事を探す
▶ カテゴリ検索・人気記事などコラムのトップへ戻る

グロースビジョンでは読み物として得た知見を、実際の医院改善に活かすための【無料ツール・サポート】をご用意しています。
先生の大切な１歩を支援します。お気軽にどうぞ。