医院の広告費は「いくら使ったか」より効果を測る~広告費を経費ではなく投資として考える~

「毎月ホームページや広告に結構お金を使っている」

「広告費をもう少し減らした方がいいのではないか」

医院経営では、広告費の金額そのものが気になることがあります。

もちろん、必要以上に広告費を使うべきではありません。しかし、広告費が高いか安いかは、金額だけを見ても判断できません。

月10万円の広告費でも十分な新患獲得につながっていれば有効な投資かもしれません。一方、月3万円でもほとんど患者さんの来院につながっていなければ、見直す必要があります。

大切なのは「いくら使ったか」ではなく、その広告費によってどのような成果が得られたのかを確認することです。

今回は、医院の広告費を経営数字としてどのように考えればよいのかについて解説します。


目次

広告費の金額だけで判断しない

広告費を見るときは、支出額と成果をセットで考える必要があります。

例えば、10万円の広告費から20人の新患が来院した場合、新患一人を獲得するために使った広告費は5,000円です。

一方、5万円の広告費で新患が2人なら、一人あたり25,000円になります。

広告費の総額だけを見れば5万円の方が安いですが、集患効果まで考えると評価は変わります。広告費を削減すること自体を目的にするのではなく、使った費用に対してどれだけ成果が出ているかを見ることが重要です。


「新患が増えた」だけでは広告効果は分からない

広告を始めた後に新患が増えても、それだけで広告の効果とは判断できません。

例えば、新患が月40人から50人へ増えたとしても、その10人が広告経由とは限りません。患者さんからの紹介が増えた、検索からホームページを見つけた人が増えたなど、別の要因も考えられます。

「広告を出したら患者が増えた」という印象だけではなく、どの広告から何人の患者さんが来院したのかを可能な範囲で把握することが必要です。


広告ごとに効果を分けて考える

複数の広告や集患施策を行っている場合、広告費をまとめて評価してしまうと改善点が分かりません

例えば、検索広告、ポータルサイト、地域媒体などに費用を使っている場合、それぞれの成果は異なります。

月20万円の広告費から30人の新患が来ているとしても、ある広告から25人、別の広告から5人なのかもしれません。

さらに、新患一人あたりの獲得費用だけでなく、どのような患者さんが来院しているのかを見ることも重要です。

一度だけの来院で終わる患者さんが多い広告と、その後も継続して通院する患者さんが多い広告では、医院にとっての価値は同じではありません。

「広告費全体でいくら」ではなく、「どの施策にいくら使い、どのような患者さんが何人来たか」まで分けて考えることで、次にどこへ予算を使うべきか判断しやすくなります。


効果を確認して広告費の配分を変える

広告は、一度始めたら同じ予算を使い続けるものではありません。

例えば、毎月同じ媒体へ「以前から出しているから」という理由だけで広告費を払い続けているのであれば、一度成果を確認してみる必要があります。

効果が低ければ広告内容を改善する、予算を減らす、別の施策へ振り替えるといった判断ができます。反対に、費用対効果が高く、さらに患者さんを受け入れられる余裕があるなら、予算を増やすという判断もあります。

広告費は単純に削減するのではなく、数字を見ながら配分を変えていくことが重要です。


医院の広告費を評価するとき、「毎月10万円も使っている」「去年より広告費が増えた」と金額だけを見るのでは十分ではありません。

広告にいくら使い、何件の問い合わせがあり、何人の新患につながったのか。そして、その患者さんがその後どのように通院しているのかまで確認することで、広告の本当の効果が見えてきます。

広告費が高くても、それ以上の成果を生み出していれば有効な投資です。反対に、少額でも成果がほとんど確認できなければ見直す必要があります。

広告費は「いくら使ったか」ではなく、「使ったお金が何を生み出したか」で判断することが、医院経営では重要です。

一度、現在利用している広告を一つずつ確認してみてください。「毎月いくら払っているか」だけでなく、「そこから何人の患者さんが来院しているか」まで把握できていますか?

弊社の「BSCチェックシート」では、医院経営を80項目から確認でき、その75%を無料公開しています。まずは自院の経営・組織体制をチェックしてみてください。


患者対応はまず【基本】を押さえることが大切です。ここを押さえるだけで現場のばらつきは大きく減ります。

無料サービスのご案内

医院経営や組織づくりは、院長や一部のスタッフの頑張りだけでは続きません。
安定している医院には、判断の軸・行動の基準・全体像を俯瞰できる仕組みが整理されています。

弊社では、クリニックの基盤づくりに役立つ2つの無料リソースをご用意しています。

  • 接遇5原則チェックシート
     患者対応の基本を振り返り、スタッフ全員で共通認識を持つための実践ツール
  • BSCチェックリスト(75%公開版)
     医院経営を「見える化」し、育成や組織改善の方向性を整理するための診断シート

どちらも日々のマネジメントや改善活動にすぐ役立つ内容です。
ぜひ下記から請求して医院でご活用いただき、安定した組織づくりにお役立てください。


▶ 「経営戦略」カテゴリの関連記事を探す
▶ カテゴリ検索・人気記事などコラムのトップへ戻る

気づきを行動に変える 無料サポートはこちら

グロースビジョンでは読み物として得た知見を、実際の医院改善に活かすための【無料ツール・サポート】をご用意しています。
先生の大切な1歩を支援します。お気軽にどうぞ。

接遇5原則チェックシート

接遇の基準をシンプルに可視化。
院内研修や個別指導に活用

満足度調査ツール 半年無料

満足度と改善点を数値化できる
E-Pサーベイが半年無料

BSCチェックリスト

医業収入UPの戦略マップづくりに
無料でも75%公開してます

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次