育成が続かない医院に共通する“仕組みの抜け”

「一時的には育成に力を入れるが、気づくと元に戻っている」「研修や面談をやっても、数か月後には形骸化してしまう」——多くの医院が、こうした“育成が続かない壁”に直面しています。

この問題は、スタッフのやる気や能力の問題ではなく、ほとんどの場合“仕組みの抜け”に原因があります。育成が続く医院と続かない医院の差は、努力量ではなく、継続できる設計があるかどうか。

本記事では、育成が止まってしまう医院に共通する構造的な抜けポイントを整理し、改善のヒントを解説します。


目次

1. 育成が「人任せ」になっている

育成が続かない医院で最も多いのが、「この人がやる」という属人化です。院長、チーフ、教育係など、特定の誰かに育成を任せきりにすると、その人が忙しくなった瞬間に育成は止まります。仕組みとして設計されていない育成は、必ずどこかで途切れます。

属人化は、育成を「不安定な業務」にします。続く育成には“人ではなく仕組み”が必要です。


2. 育成のゴールと基準が曖昧

「何ができるようになればOKなのか」が曖昧な医院では、育成が続きません。評価基準がないと、教える側も教わる側も迷い、結果として育成が形だけになります。ゴール不明の育成は、必ず途中で失速します。

基準がない育成は、努力が積み上がりません。「何を目指すか」を決めることが継続の前提です。


3. 育成が“日常業務から切り離されている”

育成が研修や面談など「特別な時間」に限定されている医院では、継続が難しくなります。忙しくなると真っ先に削られるのが“育成の時間”だからです。

育成が続く医院は、日常業務そのものが育成になるよう設計されています。声かけ、振り返り、簡単なフィードバックが業務に組み込まれており、「やらなきゃ」ではなく「自然にやっている」状態がつくられています。育成を日常から切り離している限り、継続は難しいのです。

育成を特別扱いしないことが、続ける最大のコツです。日々の業務の中に学びと振り返りを組み込むことで、育成は負担ではなく習慣になります。

続く医院は、育成を“業務の一部”として設計しています


4. 育成の成果が「見えない・共有されない」

人は成果が見えない取り組みを続けられません。育成が続かない医院では、「何が良くなったのか」「どんな成長があったのか」が可視化されていないケースが多く見られます。成果が見えないと、やっている意味が感じられなくなります。

可視化されない育成は、必ず止まります。成果を“見える形”にすることが継続の鍵です。


育成が続かない医院には、共通して「属人化」「基準不明」「日常からの切り離し」「成果の不可視化」という仕組みの抜けがあります。これは努力不足ではなく、設計の問題です。育成は気合や根性で続くものではありません。

続く医院は、育成を特別な取り組みではなく、日常業務として組み込み、誰が関わっても回る仕組みを持っています。小さな設計の見直しが、育成を“一時的なイベント”から“文化”へと変えていきます。

育成が続く仕組みづくりこそ、医院の成長を支える土台です。


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