医院の暗黙知を“見える化”して共有資産にする方法

医院が一定以上の規模になると、必ず生じるのが「できる人にしかできない仕事」です。長年の経験や感覚によって支えられている業務は、本人にとっては当たり前でも、他のスタッフには見えない“暗黙知”になっています。

この暗黙知が多いほど、育成は進まず、ミスや属人化が増え、組織としての成長が止まります。一方、成長し続ける医院は、暗黙知を意識的に見える化し、共有資産として活用しています。

本記事では、暗黙知を組織の力に変える具体的な方法を解説します。


目次

1. 暗黙知が増えるほど、育成と安定運営は難しくなる

暗黙知が多い医院では、「聞かないとわからない」「人によってやり方が違う」状態が常態化します。これは新人育成だけでなく、日々の業務品質にも大きな影響を与えます。暗黙知は便利な一方、組織にとっては大きなリスクでもあります。

暗黙知が増えるほど、組織は不安定になります。まずは「見えない知識が多すぎないか」を認識することが第一歩です。


2. 見える化の第一歩は“うまくいっている行動”を言語化すること

暗黙知を見える化する際に重要なのは、「問題点」ではなく「うまくいっている行動」に目を向けることです。ベテランが無意識にやっている工夫や判断基準を言葉にするだけで、再現性は大きく高まります。

行動の背景を言語化すると、共有しやすくなります。見える化とは「マニュアル化」ではなく「思考の翻訳」です。


3. 暗黙知は“完璧な形”を目指さず段階的に共有する

暗黙知の見える化が進まない最大の理由は、「完璧なマニュアルを作ろうとすること」です。最初から整った形を目指すと、時間がかかり、途中で止まってしまいます。

重要なのは、60点でもよいので言葉にして共有することです。簡単なメモ、チェックリスト、箇条書きで十分です。共有しながら修正していくことで、知識は徐々に磨かれ、現場にフィットした形へ進化していきます。

この段階的な見える化を行っている医院では、「とりあえず書いてみる」「まず共有する」という文化が育ちます。その結果、スタッフ同士の学び合いが活性化し、暗黙知が自然と共有資産へ変わっていきます。


4. 見える化された知識は“共有資産”として育てる

暗黙知を見える化した後に重要なのは、それを“生きた資産”として運用することです。作って終わりにせず、育成や振り返りに活用することで、組織力は確実に高まります。

共有資産は、使われてこそ価値があります。育成・標準化・品質向上の基盤として活用しましょう。


医院の成長を止めてしまう要因の一つが、暗黙知の属人化です。

見える化によって知識を共有資産に変えることで、育成スピードが上がり、業務の安定性も高まります。重要なのは完璧を目指さず、まず言葉にして共有することです。

暗黙知を見える化できる医院は、人に依存しない強い組織になります。経験や感覚を組織全体で活かせるようになれば、スタッフの成長実感も高まり、医院は持続的に成長していきます。

見える化は、未来への投資です。


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