接遇というと、笑顔や言葉遣いを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、患者さんはスタッフの「姿勢」もよく見ています。
例えば、背中が丸まったまま受付対応をしていたり、うつむいた姿勢で歩いていたりすると、それだけで疲れているような印象や、自信がなさそうな印象を与えてしまうことがあります。もちろん本人にそのつもりはなくても、患者さんは姿勢から職場の雰囲気やスタッフの気持ちを感じ取っています。
反対に、背筋が自然に伸びた姿勢は、明るさや誠実さ、安心感を与えます。今回は、猫背が患者さんへ与える印象について考えてみましょう。
猫背が患者に与える印象
姿勢は第一印象を左右する
患者さんは、スタッフの姿勢からさまざまな印象を受けています。
- 背筋を自然に伸ばす
- 顔を上げて患者さんを見る
- 歩くときも姿勢を意識する
- 立っているときも重心を整える
姿勢は言葉を交わす前から患者さんの目に入っています。背筋が伸びた姿勢は、「しっかり対応してくれそう」「安心して任せられそう」という印象につながります。一方で、猫背や下を向いた姿勢は、疲れているような印象や元気のない印象を与えてしまうことがあります。
だからこそ、姿勢は接遇の第一歩といえるのです。
猫背は「忙しそう」「話しかけづらい」を生む
猫背は見た目だけでなく、患者さんが感じる心理にも影響します。
- 前かがみの姿勢を続けない
- パソコン作業後は姿勢を整える
- 患者さんの前では顔を上げる
- 胸を開いて自然な姿勢を意識する
忙しい医療現場では、電子カルテや事務作業で前かがみになる時間が増えがちです。しかし、その姿勢のまま患者さんへ対応すると、「忙しそうだから話しかけるのはやめよう」と思われてしまうことがあります。
患者さんが安心して声を掛けられる雰囲気をつくるためにも、姿勢を整える習慣を身に付けることが大切です。
良い姿勢は「自信」と「安心感」を伝える
姿勢は、自分自身ではあまり意識していないものですが、周囲には想像以上によく見られています。
例えば、受付で患者さんを迎えるときに、背筋を伸ばして笑顔で対応するスタッフと、猫背のまま下を向いて対応するスタッフでは、同じ言葉を使っていても受ける印象は大きく異なります。
また、良い姿勢は患者さんだけでなく、自分自身にも良い影響を与えます。胸を開き、顔を上げることで声も出しやすくなり、自然と表情も明るくなります。姿勢を整えることは、「良く見せる」ためではなく、患者さんへ安心感や誠実さを伝えるための大切な接遇なのです。
医療機関全体で姿勢を意識しよう
姿勢は、一人だけが意識するものではありません。医療機関全体で取り組むことで、患者さんへ与える印象はさらに良くなります。
- 朝礼で姿勢を確認する
- スタッフ同士で声を掛け合う
- 長時間のデスクワーク後は姿勢を整える
- 患者さんの前では常に姿勢を意識する
姿勢は少し意識するだけで改善できます。そして、その積み重ねが医療機関全体の印象を向上させます。患者さんはスタッフ一人だけではなく、院内全体の雰囲気を見ています。
だからこそ、全員で良い姿勢を意識することが大切なのです。

まとめ
猫背は、本人が思っている以上に患者さんへさまざまな印象を与えます。疲れているように見えたり、話しかけづらい雰囲気をつくってしまったりすることもあります。一方で、自然に背筋が伸びた姿勢は、誠実さや安心感、自信を伝える大きな力を持っています。
接遇は、言葉や笑顔だけで成り立つものではありません。姿勢も患者さんへのメッセージの一つです。毎日の小さな意識の積み重ねが、患者さんから「この医療機関なら安心できる」という信頼につながっていきます。
まずは、ご自身の立ち姿や歩く姿勢を鏡で確認してみてください。背筋を少し伸ばすだけでも、患者さんへ与える印象は大きく変わります。
また、自分では気付きにくい身だしなみの癖もあります。ぜひ「接遇5原則チェックシート」を活用し、制服の状態を含めた日頃の接遇をセルフチェックしてみましょう。小さな見直しの積み重ねが、患者さんから選ばれる医療機関づくりにつながります。
※接遇5原則チェックシートは下記から無料請求できます。
患者対応の基本を押さえる2シリーズ
患者対応はまず【基本】を押さえることが大切です。ここを押さえるだけで現場のばらつきは大きく減ります。


無料サービスのご案内
医院経営や組織づくりは、院長や一部のスタッフの頑張りだけでは続きません。
安定している医院には、判断の軸・行動の基準・全体像を俯瞰できる仕組みが整理されています。
弊社では、クリニックの基盤づくりに役立つ2つの無料リソースをご用意しています。
- 接遇5原則チェックシート
患者対応の基本を振り返り、スタッフ全員で共通認識を持つための実践ツール - BSCチェックリスト(75%公開版)
医院経営を「見える化」し、育成や組織改善の方向性を整理するための診断シート
どちらも日々のマネジメントや改善活動にすぐ役立つ内容です。
ぜひ下記から請求して医院でご活用いただき、安定した組織づくりにお役立てください。
▶ 「経営戦略」カテゴリの関連記事を探す
▶ カテゴリ検索・人気記事などコラムのトップへ戻る
グロースビジョンでは読み物として得た知見を、実際の医院改善に活かすための【無料ツール・サポート】をご用意しています。
先生の大切な1歩を支援します。お気軽にどうぞ。
接遇5原則チェックシート

接遇の基準をシンプルに可視化。
院内研修や個別指導に活用
満足度調査ツール 半年無料

満足度と改善点を数値化できる
E-Pサーベイが半年無料
BSCチェックリスト

医業収入UPの戦略マップづくりに
無料でも75%公開してます

