待ち時間は、患者さんの満足度を大きく左右する要素です。
同じ15分でも、「長く感じる」場合と「意外とすぐだった」と思っていただける場合があります。違いを生むのは、時間そのものではなく“感じ方”。医院側の工夫しだいで、待ち時間は不満要因から好印象に変えることができます。
本記事では、心理学的なアプローチを踏まえ、クリニックでできる実践策をご紹介します。
待ち時間を短く感じさせる5つの工夫
■ 1.「今どれくらい?」がわかる情報提供
先が見えない状況は、不安と怒りを引き起こします。逆に、目安が分かるだけで心理的ストレスは大きく軽減されます。
● 受付時に「目安時間」を明確にお伝えする
● 遅延が起きた際はこまめに情報更新
● 呼び出し方法も患者さんに事前案内
● 時間の根拠(何名待ちなど)を伝える
● アナウンスや電子表示で視覚化
「知らされている安心感」がイライラを防ぎます。
曖昧な表現は避け、「具体的な数字」にするだけで納得度が上がります。
■ 2.待ち時間を有意義にできる“過ごし方の提案”
ただ座って待つより、「待ち時間も活用できた」と思える体験を提供することが大切です。
● 健康・治療に関する読み物や動画を配置
● 呼び出しまでに書いておける問診票・説明資料
● スマホ充電やWi-Fiなど利便性を向上
● キッズスペースの安心設計
● 患者さんに合ったコンテンツの更新
「退屈」が「有意義」に変われば、時間は早く過ぎます。
待ち時間そのものが医院のブランディング機会になります。
■ 3.“気配りの視線”が待ち時間の不満を和らげる
受付やスタッフが、待っている患者さんの方へ定期的に視線を送り、軽いアイコンタクトと微笑みを返すだけで、「放置されていない」という安心感が生まれます。待合の様子を常に意識し、「気づいているよ」と伝えるだけで、待ち時間のストレスは大きく低減します。
■ 4. “前向きな体験”を仕込むコンテンツ設計
待っている時間を「価値ある時間」にする工夫は、患者さんの印象を大きく向上させます。医院ならではの学びや気づきを提供することで、単なる待ち時間が「役立つ時間」に変わります。
● 予防や治療の“豆知識カード”
● 院長やスタッフ紹介パネルで親近感UP
● 季節ごとの健康情報コーナー
● ミニクイズや子ども向け教材
● 美容や生活習慣改善の動画配信
「待たされている」から「つい読んでしまった」への転換が満足度を左右します。
治療後の行動変容にもつながる、効果的な院内PRの場になります。
■ 5. 環境設計で時間の感じ方をコントロール
視覚・聴覚・体感の工夫は、時間錯覚をうまく利用できます。
● 心地よいBGMで落ち着きを維持
● パーソナルスペースを守る座席配置
● 季節ごとの空間演出(装飾・香り等)
● 明るすぎず暗すぎない照明
● 待合からのスタッフ動線が見える設計
不快な刺激を徹底排除するだけでも満足度は大きく伸びます。

まとめ
待ち時間は「短くする」のではなく、「短く感じさせる」ことが可能です。気配り・情報提供・環境設計という3つの視点を整えるだけで、同じ時間が高品質な患者体験へと変わります。忙しい日ほど、こうした工夫が医院の信頼を支えます。
待ち時間の改善は、最も効果が出やすい接遇投資です。
患者対応はまず【基本】を押さえることが大切です
▶接遇5原則 チェックシート活用法(全3回)を見る
▶電話対応 基本から応用/極意まで(全3回)を見る
無料サービスのご案内
接遇の質を見直すことは、患者さんとの信頼関係をより強くする第一歩です。
当社では 「接遇5原則チェックシート」 を無料でご提供しており、日々の接遇改善にすぐ活用いただけます。
さらに、接遇研修や満足度調査「E-Pサーベイ」のご相談も承っています。お気軽にご相談ください。
ぜひ下記からご請求ください。
▶ 「接遇・ホスピタリティ」カテゴリの関連記事を探す
▶ カテゴリ検索・人気記事などコラムのトップへ戻る
グロースビジョンでは読み物として得た知見を、実際の医院改善に活かすための【無料ツール・サポート】をご用意しています。
先生の大切な1歩を支援します。お気軽にどうぞ。
接遇5原則チェックシート
接遇の基準をシンプルに可視化。
院内研修や個別指導に活用
満足度調査ツール 半年無料
満足度と改善点を数値化できる
E-Pサーベイが半年無料
BSCチェックリスト
医業収入UPの戦略マップづくりに
無料でも75%公開してます

