患者満足度 第3回:患者満足度を測定し、改善につなげる方法

前回は、患者満足度を高めるための日常的な取り組みをご紹介しました。
しかし「満足度が上がったのかどうか」を感覚だけで判断するのは危険です。
実際の改善効果を確かめ、次の一手を考えるためには、測定と分析が欠かせません。

今回は「患者満足度をどのように測り、改善につなげるか」を具体的に解説します。


目次

1. 患者満足度は“見える化”が第一歩

患者さんからの声は、普段から受付や診療中に聞くこともできます。
しかし、それはあくまで一部の声に過ぎません。
満足度を正しく把握するためには、組織的に“見える化”する仕組みが必要です。

この見える化ができると、改善すべき点が具体的に見えてきます。


2. 測定方法の種類と特徴

患者満足度を測る方法はいくつかあります。

現在は「Google口コミ」+「Webアンケート」の併用が最も効果的です。
口コミで外部評価を知り、アンケートで内部データを取り、両者を突き合わせることで課題が明確になります。


3. 分析で重要なのは「相関」を見ること

アンケートで得られたデータは、単に「満足・不満足」で終わらせてはいけません。
大切なのは、どの要素が総合満足度や推奨度に影響しているかを知ることです。

例えば、以下のような分析結果が出ることがあります。

  • 待ち時間の満足度は高いが、総合満足度への影響は小さい
  • 医師の説明の分かりやすさは、総合満足度との相関が非常に強い

この場合、改善すべき最優先ポイントは「説明力」ということになります。
相関分析を行うことで、「患者さんにとって本当に重要な要素」が明確になるのです。


4. 改善サイクル(PDCA)の回し方

測定と分析ができたら、それを改善につなげる必要があります。

このサイクルを半年に1回回すだけでも、満足度は着実に上がっていきます


5. E-Pサーベイで仕組みを簡単に導入する

「測定・分析は重要だと分かるけど、準備や集計が大変そう」と感じる先生も多いはずです。
そこで役立つのが弊社の 【E-Pサーベイ】 です。

E-Pサーベイなら、感覚や一部の声に左右されず、データに基づいて改善の優先順位を決められます


6. 測定を“続ける”ことが成果につながる

一度の調査で全てが分かるわけではありません。
むしろ重要なのは、定期的に測定を繰り返すことです。

継続的に測定することで、患者満足度は数字として上昇し、口コミの質も向上します。
これが「信頼されるクリニック」の基盤をつくるのです。


患者満足度を高めるためには、まず「測定と分析」で現状を正しく把握することが欠かせません。
Google口コミで外部評価を確認しつつ、E-Pサーベイで内部データを集め、相関分析によって改善の優先順位を決める。
そしてPDCAサイクルを回すことで、継続的な信頼と経営の安定が実現します。

これで「患者満足度編」は完結です。
本記事が、先生のクリニックをさらに信頼され、地域に愛される存在へと成長させる一歩となれば幸いです。

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E-Pサーベイで「患者満足」と「スタッフ満足」を同時に把握

クリニック経営の改善には、「患者の声」と「スタッフの声」を両輪で捉えることが欠かせません。
弊社の【E-Pサーベイ】なら、その仕組みを手間なく導入できます。

  • 設問は自由に設定可能:クリニックごとの課題に合わせたアンケート設計が可能
  • eNPS®自動集計機能付き:スタッフ満足度や推奨度を簡単に可視化
  • 相関分析機能:患者満足度・スタッフ満足度との関連を自動で抽出
  • 初期導入支援あり:運用の立ち上げを専門スタッフがサポート

感覚や一部の声に左右されず、データに基づいた改善の優先順位を見極められます。

E-Pサーベイは、まずは 半年間無料 でご利用いただけます。
アンケートの設計から結果の見方まで、担当コンサルタントが伴走いたします。

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