朝礼・終礼の活かし方

多くのクリニックでは、診療前や診療後に朝礼・終礼を行っています。
しかし、「形式的にやっているだけで効果を感じない」「時間がもったいない」という声も少なくありません。

一方で、うまく運営している医院では、チームの一体感や情報共有、スタッフの成長に直結しています。
ここでは、朝礼・終礼を形だけの儀式ではなく、医院の成長を支える時間に変えるための考え方と実践ポイントをお伝えします。

目次

朝礼の目的と役割

朝礼は、1日の診療を円滑に進めるためのスタートミーティングです。
単なる挨拶の場ではなく、情報共有・意識合わせ・モチベーション向上の3つを目的として行います。

終礼の目的と役割

終礼は、その日の診療を振り返り、改善につなげる時間です。
疲れている時間帯ではありますが、ここを有効活用することで翌日の診療精度が高まります。

よくある課題と解決策

効果的にするための工夫

朝礼・終礼がもたらす効果


うまくいっている医院がやっている朝礼活用法3選

1. 当日の重点目標を一言で共有する

うまくいっている医院では、朝礼の冒頭に「本日の重点目標」を一言で示しています。
例えば「今日は説明をより丁寧に」「待ち時間の声かけを必ず行う」といった具体的な行動指針です。
これを院長やリーダーが短く伝えることで、その日のスタッフ全員が同じ方向性を意識して動けるようになります。
単なる情報共有に終わらず、行動の軸が明確になるのがポイントです。

2. ポジティブ事例の共有で空気を整える

朝からクレームや課題の話ばかりだと、雰囲気が重くなります。
成功している医院は、必ず一人以上が「昨日あった良い出来事」や「患者さんからの感謝の声」を共有します。
例えば「昨日の初診の患者さんがスタッフ対応をほめてくれた」「治療説明がわかりやすいと感謝された」などです。
これにより、チーム全体の空気が和み、前向きな気持ちで診療をスタートできます。

3. 当日の注意事項を役割ごとに明確化する

朝礼で「今日は混雑が予想されます」と伝えるだけでは不十分です。
うまくいっている医院では、役割ごとに具体的な注意事項を示しています
例えば「受付は待ち時間の見込みを必ず伝える」「アシスタントは器具の準備を早めに開始」「ドクターは診療説明の簡潔化を意識」などです。
役割別の行動指示に落とし込むことで、情報が“動き”に変わります。


朝礼・終礼は、単なる儀式ではなく、チーム力を高めるための投資時間です。
短時間でも目的を持って行えば、スタッフの成長と患者満足度向上につながります。
形式だけで続けるのではなく、自院に合った進め方を模索しながら、医院の文化として根付かせていきましょう。


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