忙しい医院でもできる育成の時短術

「忙しくて育成に時間をかけられない」――これは多くの医院が抱える共通の悩みです。診療が立て込むほど、育成は後回しになり、結果としてスタッフの成長が遅れ、ミスや負担が増え、さらに忙しくなるという悪循環に陥ります。

しかし、育成がうまくいっている医院は、必ずしも時間に余裕があるわけではありません。共通しているのは、育成を“頑張り”ではなく“仕組み”として設計していることです。

本記事では、忙しい現場でも無理なく実践でき、育成効果を落とさない「時短育成」の考え方と具体策を解説します。


目次

1. 育成を“まとめてやる”発想を捨てる

忙しいクリニックほど、「時間が取れたらまとめて教えよう」と考えがちですが、これが育成が進まない最大の原因です。短時間・高頻度で育成を組み込む方が、結果的に時間効率は高くなります。育成が進む医院は、日常業務の中に育成を溶け込ませています。

育成は「一気に」より「こまめに」です。積み重ね型の育成が、最短距離で成長を生みます。


2. 教える内容を“固定化”して考える時間を減らす

時短育成の鍵は、「毎回何を教えるか」を考えないことです。教える内容・順番・基準が決まっていないと、指導に余計な時間とエネルギーを使ってしまいます。育成が早い医院ほど、教える内容があらかじめ整理されています

考えなくていい仕組みが、時短を生みます。育成の属人化をなくすことが最大の近道です。


3. OJTを“育成の場”として意識的に使う

忙しい医院では、OJT(現場教育)が最大の育成資源になります。ただし、何となく一緒にやるだけでは育成効果は高まりません。育成が進む医院は、OJTを「見る→やる→振り返る」という明確な流れで活用しています。

たとえば、処置補助や受付対応の直後に一言フィードバックを入れるだけでも、学習定着率は大きく変わります。OJTを“意識的に設計された育成時間”と捉えることが重要です。

OJTを育成として機能させると、特別な時間を取らなくてもスタッフは成長します。逆に、OJTをただの作業同行にしてしまうと、忙しさだけが残り、育成効果は得られません。現場そのものを育成の場に変える視点が、時短育成の核心です。


4. チェックリストと振り返りで“教え直し”を減らす

同じことを何度も教えてしまう医院ほど、育成に時間がかかります。時短育成を実現している医院は、チェックリストや簡単な振り返りを使い、理解度を可視化しています。これにより、教え漏れ・勘違い・属人的な指導が減ります。

確認の仕組みが、無駄な再指導を防ぎます。結果として、育成時間は確実に短縮されます。


忙しい医院でも育成を進めているところは、例外なく「時間の使い方」が違います。まとめて教えず、内容を固定化し、OJTを育成の場として活用し、チェックリストで定着を図る。

この仕組みがあることで、無理なく、確実にスタッフは成長していきます。
育成の時短とは、手を抜くことではなく、無駄を減らすことです。

仕組みを整えれば、忙しさの中でも育成は止まりません。育成が進むほど現場は楽になり、結果として医院全体の生産性と安定感が高まっていきます。


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