スタッフタイプ別マネジメントシリーズ⑦ 向上心が高いタイプの離職を防ぐ

医院において「もっと成長したい」「新しいことを学びたい」と感じるスタッフは貴重な存在です。
しかし、その高い意欲が理解されずに放置されると、
「この職場ではもう成長できない」と感じ、離職してしまうケースも少なくありません。

リーダーに求められるのは、「意欲を支える環境づくり」です。
今回は、向上心が高いタイプが長く活躍できるチームをつくるための4つのポイントを紹介します。

目次

① 向上心タイプの心理を理解する

このタイプの特徴は、常に“次のステップ”を意識していること。
「もっと良くしたい」「現状維持では物足りない」という前向きなエネルギーを持っています。

ただし、努力が評価されなかったり、提案が受け流されると、
モチベーションが急速に低下しやすいのも特徴です。

そう感じた瞬間に、次の環境を探し始めます。
だからこそ、成長実感”を継続的に与える仕組みが不可欠です。


② 課題を与えるだけでなく、裁量を渡す

向上心タイプは、単に“与えられた仕事”をこなすだけでは満足しません。
彼らに必要なのは、自分で考え、決められる余白です。

といった“任せ方”をすると、自分が信頼されていると感じ、やる気がさらに高まります。
逆に、すべてを管理されると、「成長を止められた」と感じてしまうため要注意です。
“課題+裁量”のバランスが、向上心タイプの原動力です。


③ 成果だけでなく「プロセス」を評価する

意欲の高い人ほど、結果にこだわりすぎてプレッシャーを感じやすい傾向があります。
リーダーは、成果だけでなく努力や工夫のプロセスを評価する姿勢を見せましょう。

このようなフィードバックは、“挑戦する勇気”を支える力になります。
失敗を恐れず試せる環境が、意欲あるスタッフを育てるのです。


④ キャリアの「見える化」で未来を共有する

向上心が高いスタッフほど、自分の将来を明確に描きたいと思っています。
医院がその“未来の道筋”を提示できるかどうかが、離職率を大きく左右します。

といった“キャリアの見える化”が、安心とモチベーションを同時に生みます。
この職場にいる意味”が見えると、人は辞めない。


向上心が高いスタッフは、医院にとって“未来を動かす人材”です。
彼らを手放さないために、リーダーが意識すべき4つのポイントは次の通り。

  1. 成長意欲の心理を理解し、環境を整える
  2. 課題と裁量をバランスよく与える
  3. 成果だけでなくプロセスを評価する
  4. キャリアの道筋を明確にし、未来を共有する

“離職防止”は“やる気の継続”から生まれます。
意欲を支えるリーダーが、組織の未来をつくります。

▶【シリーズ】スタッフタイプ別マネジメント:まとめページに戻る


【無料】スタッフ育成・組織づくり支援リソースのご案内

スタッフのやる気や成長は、個人の努力だけに頼るものではありません。
「仕組み」と「ツール」で支えることで、日常のマネジメントは驚くほど安定します。

Growthvisionでは、医院の人材育成とチームづくりを支援するために、
次の2つの無料チェックシートを公開しています。

  • 接遇5原則チェックシート
     スタッフ一人ひとりの接遇レベルを客観的に把握し、改善ポイントを共有できます。
  • BSC(バランス・スコアカード)チェックリスト[75%公開版]
     医院の組織課題や成長ステージを可視化し、目標設定と振り返りの基盤として活用できます。

日々のミーティングや教育面談、チームミーティングの資料としてもご活用ください。
医院の“人”と“組織”を育てる第一歩として、ぜひ下記からご請求ください。


▶ 「スタッフ育成」カテゴリの関連記事を探す
▶ カテゴリ検索・人気記事などコラムのトップへ戻る

気づきを行動に変える 無料サポートはこちら

グロースビジョンでは読み物として得た知見を、実際の医院改善に活かすための【無料ツール・サポート】をご用意しています。
先生の大切な1歩を支援します。お気軽にどうぞ。

接遇5原則チェックシート

接遇の基準をシンプルに可視化。
院内研修や個別指導に活用

満足度調査ツール 半年無料

満足度と改善点を数値化できる
E-Pサーベイが半年無料

BSCチェックリスト

医業収入UPの戦略マップづくりに
無料でも75%公開してます

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次