スタッフタイプ別マネジメントシリーズ⑤ 責任感が強すぎるタイプのフォロー法

責任感が強いスタッフは、医院にとって最も頼れる存在です。
任せた仕事は必ずやり遂げ、周囲からの信頼も厚い――しかし、
その真面目さが裏目に出て、自分を追い込み「燃え尽き」てしまうケースも少なくありません。

リーダーに求められるのは、叱咤ではなく“支える”姿勢。
今回は、責任感が強すぎるスタッフを守り、長期的に活躍してもらうための4つのフォローポイントを紹介します。

目次

① 「任せすぎ」が落とし穴になる

責任感が強い人ほど、「頼まれる=信頼されている」と感じ、つい抱え込みがちです。
リーダーが安心して任せ続けているうちに、実は心の余裕を失っていることもあります。

こうしたチェックを意識することで、「頑張りすぎ」を早期に察知できます。
任せることと、“任せっぱなし”は違います。
リーダーの一言フォローが、スタッフの心を支えます。


② 「完璧主義」をほぐす声かけを意識する

責任感が強い人は、「ミス=失敗」「完璧でなければ意味がない」と考えやすいタイプです。
そのプレッシャーを軽減するには、「十分できている」「完璧じゃなくていい」という言葉を意識的に伝えることが効果的です。

このような声かけは、責任感の裏にある“不安”を和らげます。
完璧よりも継続が大切――そのメッセージを日常の中で伝えていくことがポイントです。


③ 感謝を「行動」で伝える

責任感の強いスタッフは、褒め言葉よりも「信頼されている」「頼られている」という実感を求めます。
そのため、言葉だけでなく、“小さな行動で示す感謝”が心に響きます。

たとえば、

「見てくれている」「認められている」という実感が、責任感のバランスを整えます。
“感謝を見える化する”ことが、長く働ける環境づくりの鍵です。


④ 「余白」をつくる仕組みを整える

責任感が強い人ほど、自分から休めません。
だからこそ、リーダーが意識的に「余白」を設けることが必要です。

特に、何も問題が起きていない時こそ注意が必要。
静かに頑張り続けている人ほど、突然限界を迎えることがあります。
“異常がない=大丈夫”ではない
働きやすさを仕組みで支えることが、リーダーの重要な役割です。



責任感が強すぎるスタッフは、医院にとって貴重な財産です。
しかし、支えを失えば一番に疲れてしまう人でもあります。
リーダーは次の4つを意識しましょう。

  1. 任せすぎず、こまめに様子を見守る
  2. 完璧主義を和らげる言葉をかける
  3. 感謝を「行動」で伝える
  4. 働きやすい“余白”を仕組みでつくる

真面目な人を守るのも、リーダーの大切な仕事。
「安心して任せられる」と「安心して働ける」は両立します。

▶【シリーズ】スタッフタイプ別マネジメント:まとめページに戻る


【無料】スタッフ育成・組織づくり支援リソースのご案内

スタッフのやる気や成長は、個人の努力だけに頼るものではありません。
「仕組み」と「ツール」で支えることで、日常のマネジメントは驚くほど安定します。

Growthvisionでは、医院の人材育成とチームづくりを支援するために、
次の2つの無料チェックシートを公開しています。

  • 接遇5原則チェックシート
     スタッフ一人ひとりの接遇レベルを客観的に把握し、改善ポイントを共有できます。
  • BSC(バランス・スコアカード)チェックリスト[75%公開版]
     医院の組織課題や成長ステージを可視化し、目標設定と振り返りの基盤として活用できます。

日々のミーティングや教育面談、チームミーティングの資料としてもご活用ください。
医院の“人”と“組織”を育てる第一歩として、ぜひ下記からご請求ください。


▶ 「組織づくり」カテゴリの関連記事を探す
▶ カテゴリ検索・人気記事などコラムのトップへ戻る

気づきを行動に変える 無料サポートはこちら

グロースビジョンでは読み物として得た知見を、実際の医院改善に活かすための【無料ツール・サポート】をご用意しています。
先生の大切な1歩を支援します。お気軽にどうぞ。

接遇5原則チェックシート

接遇の基準をシンプルに可視化。
院内研修や個別指導に活用

満足度調査ツール 半年無料

満足度と改善点を数値化できる
E-Pサーベイが半年無料

BSCチェックリスト

医業収入UPの戦略マップづくりに
無料でも75%公開してます

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次