これまでのシリーズでは、スタッフ一人ひとりの「タイプ」に合わせた関わり方を紹介してきました。
しかし、本当に強いチームとは、“タイプの違いを超えて協力できる組織”のことです。
医院では、几帳面な人もいれば、感覚的な人もいる。
慎重な人もいれば、行動力のある人もいる。
その多様性を「面倒」と感じるか「財産」と捉えるかで、組織の未来は大きく変わります。
本稿では、タイプの違いを尊重しながら、チームをひとつにまとめるための4つの視点をお伝えします。
タイプを超えてチームがまとまる組織へ― 違いを認め合えば“強い医院”が生まれる ―
① 違いを「正しさ」でなく「特性」として受け入れる
チームの衝突は、価値観の違いよりも“正しさの押しつけ”から生まれます。
「なぜあの人はこうしないのか」ではなく、
「この人はこういう考え方をするタイプなんだ」と捉えることが第一歩です。
タイプの違いを性格ではなく“特性”として扱うことで、人間関係の摩擦は自然と減っていきます。
多様性の理解は、相互尊重の土台です。
② リーダーは「通訳者」としての役割を意識する
タイプが異なるスタッフ同士は、同じ言葉を使っていても“意味の解釈”が違うことがあります。
リーダーはその橋渡し役として、
「Aさんはこういう意図で言ったんだよ」「Bさんはこう受け取ったみたいだね」と、
コミュニケーションの通訳者として機能する必要があります。
伝わらないことを責めるのではなく、“つなぐ”ことを意識すると、
チームの誤解が減り、安心感のある職場が生まれます。
③ 共通の「目的」をチーム全体で共有する
タイプの違いを超える最大の力は、“共通のゴール”です。
目的を共有できれば、多少の意見の違いはむしろチームの強みになります。
- 「この医院が目指す姿は何か」
- 「私たちが守りたい価値は何か」
この“共通言語”があることで、方向性がぶれなくなります。
目的の共有は、最強のマネジメントツールです。
④ 「違いを活かす文化」を育てる
タイプ理解は一時的な知識ではなく、“文化”として根づかせることが重要です。
スタッフ同士が自然と「相手のタイプを意識して関わる」ようになれば、
人間関係の質が劇的に向上します。
そのためにできること:
- 定期的なタイプ振り返りミーティング
- 感謝や気づきを共有する習慣
- 新人研修でのタイプ診断活用
「理解しようとする姿勢」そのものが文化です。
違いを受け入れる風土ができたとき、医院は本当の意味でチームになります。

まとめ
強い組織は、「同じ考えの人が集まる場所」ではありません。
むしろ、違う考えを認め合い、活かし合えるチームです。
- 違いを“特性”として受け入れる
- リーダーが通訳者として橋渡しをする
- 共通の目的を全員で共有する
- 違いを活かす文化を育てる
タイプ理解の目的は“ラベリング”ではなく、“相互理解”。
人の違いを活かせる医院が、最も成長し続ける組織です。
タイプの違いを知ることは、相手を分類することではなく、理解を深めること。
理解が積み重なれば、信頼が生まれ、信頼がチームを強くする。
“人が育つ組織”とは、違いを活かし合える文化のことです。
▶【シリーズ】スタッフタイプ別マネジメント:まとめページに戻る
【無料】スタッフ育成・組織づくり支援リソースのご案内
スタッフのやる気や成長は、個人の努力だけに頼るものではありません。
「仕組み」と「ツール」で支えることで、日常のマネジメントは驚くほど安定します。
Growthvisionでは、医院の人材育成とチームづくりを支援するために、
次の2つの無料チェックシートを公開しています。
- 接遇5原則チェックシート
スタッフ一人ひとりの接遇レベルを客観的に把握し、改善ポイントを共有できます。 - BSC(バランス・スコアカード)チェックリスト[75%公開版]
医院の組織課題や成長ステージを可視化し、目標設定と振り返りの基盤として活用できます。
日々のミーティングや教育面談、チームミーティングの資料としてもご活用ください。
医院の“人”と“組織”を育てる第一歩として、ぜひ下記からご請求ください。
▶ 「組織づくり」カテゴリの関連記事を探す
▶ カテゴリ検索・人気記事などコラムのトップへ戻る
グロースビジョンでは読み物として得た知見を、実際の医院改善に活かすための【無料ツール・サポート】をご用意しています。
先生の大切な1歩を支援します。お気軽にどうぞ。
接遇5原則チェックシート
接遇の基準をシンプルに可視化。
院内研修や個別指導に活用
満足度調査ツール 半年無料
満足度と改善点を数値化できる
E-Pサーベイが半年無料
BSCチェックリスト
医業収入UPの戦略マップづくりに
無料でも75%公開してます

